僕が30歳になった時
「今のままでは何も得られない」
「つまらない人生は送りたくない」
「何か変えないと…」
そんなことを思っていた。
ただの会社員であり何度か転職したもののどこに行っても罵声を浴びせられる始末。なぜ自分だけ標的にされるのだろうとずっと思っていた。
子供の頃も親から「こうしなさい」「ああしなさい」「~でなければよくない」「~でなければならない」と言われ続け、自分の意志はしまっておくことが正解だと子供ながらも意思決定してきたんだと思う。
そして自身の意思表現はしない選択をして育ってしまった。
そんな育ち方をしてしまったため、発言することに抵抗ができてしまった。言いたいことを全て飲み込む作業をしてきた。
そんな生活には限界がくる。
20代はいろんなことに必死に耐えてきたが30歳の誕生日に人生を変える決断をした。
「人生を変えたい」と思ってもどうしていいかわからなかった。
ただ、小学生の頃読んだ本で心を動かされたことは記憶にあった。
たどり着いたのが啓発本であった。
とにかく気になった題名を購入して読み、毎週のように本屋さんに通った。
数年で200冊ほど読み漁った。
素直に受け入れて吸収していくと見えてくるものがある。
自身の『思い込み』と小さな『世界観』
子供の頃は親の世界観が子供の世界観に比例する。
社会人になっても出会う人により世界観や価値観はある程度決まってくる。
そのまま同じ生活を同じ人と付き合い続ければ何も変化のないまま時間だけが過ぎていく。
しかし間違いなく言えることは、思い込みと世界観は全て変えられるということ。
会いたい方に実際に会うことはなかなか現実味がないが、書籍はその方の思考や経験を言葉で感じ頭の中で想像することができる。
普段、生活をしているだけでは出会えない方のものの見方、考え方は本屋さんに行けば出会うことができる。
世の中は本当に広い。
周りを見渡せば自分に合った生き方や価値観を知れる方法はたくさんある。
その可能性を広げてくれるツールのひとつに『本』の存在を頭の片隅にでも入れてほしい。
~良き人生を送るために~